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口腔顔面痛および顎機能障害の画像診断

著者:Petersson Arne/Professor emeritus/Avd för Oral och Maxillofacial Radiologi/Malmö
公開日: 20161018
更新日: 20220613

バックグラウンド

顔面領域の痛みの最も一般的な原因は、歯髄と顎骨の炎症、および顎機能障害(顎関節機能障害-TMD)です。痛みの状態の診断では、麻酔と臨床検査が基本ですが(ビット生理学と歯内療法の章を参照)、診断を下すために補足のX線検査が必要になる場合があります。 X線検査は常に臨床所見に基づいている必要があり、明確な質問がなければなりません。

さまざまなイメージング方法

痛みの診断に使用される最も一般的なX線法は、口腔内X線とパノラマX線です。コーンビームコンピュータ断層撮影(CBCT)やコンピュータ断層撮影(DT)などの3次元X線法が示されることがあります。 CBCTは通常、DTと比較して低い放射線量を提供します。

CBCTとDTは主に硬組織の診断に使用されますが、問題が軟組織に関係する場合は、磁気共鳴画像法(MRI)がより良い情報を提供することがあります。 CBCT、DT、およびMRIは、歯科放射線学の専門家によって使用されており、紹介が必要です。 CBCTとDTは、電離放射線に関連する可能性のあるリスクを伴うX線を使用しますが、MRIは、既知の健康リスクのない電波と磁場に基づいています。ただし、患者は、検査に禁忌があるかどうかを評価するために、検査の前に質問票に記入する必要があります。

歯痛

かみ傷検査は、骨組織の診断のために虫歯と歯根嚢胞のX線を記録するために使用されます。痛みの状態がはっきりせず、概観画像が必要な場合は、パノラマX線が表示されることがあります。
X線診断の結果、象牙質の齲蝕が大幅に過少登録されています(SBUレポート188)。
また、歯根嚢胞X線による骨組織の変化の診断には過小診断のリスクが高く、パノラマX線による過小診断のリスクは非常に高くなります(SBUレポート203)。一方、過剰診断のリスクはわずかです。
CBCTは、骨組織の歯根嚢胞の変化の診断におい…

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