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歯髄切開

著者:Bjørndal Lars/Universitetslektor/Odont Dr/PhD/Fagområde for Cariologi og Endodonti/København
公開日: 20110908
更新日: 20190611

バックグラウンド

齲蝕は歯内治療の最も一般的な原因であり、口腔の正常な微生物生態系に不均衡が生じている感染症と見なされるべきです。したがって、パルプの同時曝露による細菌汚染の潜在的なリスクが常にあります。
したがって、歯髄切開を行う前に、すべてのう蝕組織を発掘することが重要です。

若い永久歯

歯髄切開術は、若い永久歯の根が完全に形成されておらず、根の形成を完了することができる根髄が優先される場合に示されます。

この治療が恒久的な治療として十分であるかどうか、または根が完全に形成されたときに果肉切除を行うかどうかは、今日、文献によれば不明ですが、待つべきであるというコンセンサスがあります。
観察研究に基づく新しい概観研究は、歯髄切開術は、直接の歯髄の重なりなど、根が完全に形成されているかどうかにそれほど依存していないことを示唆しています。さらに、(数年の観察後の)失敗率は、歯髄切開術よりも直接歯髄オーバーラップの方が高いようです。
上記に基づいて、基礎としての臨床的で無作為化された研究がもはやないので、歯髄切開術が永久的な重要な歯髄療法になりそうかどうかを言うのは時期尚早です。利用可能な既存の研究は限られています。

歯髄組織の再生を目標とする、より生物学に基づいた治療法に関しては、文献に大きな楽観論があります。ただし、これらの将来の技術を評価する際には、より質の高い臨床試験の必要性が強調されています。臨床的な観点からも、ここにはケーススタディしかないため、エビデンスの程度は低いです。

方法論的には、歯髄切開術は、初歯と同じガイドラインに従って、若い永久歯に対して行われます。

ケイ酸カルシウムベースのセメント(MTA、BioDentine、EndoSequence)の使用にも重点が置かれていますが、これらのセメントを以前のシーリング材と比較した研究は少ないため、それらがクリニックで生物学的利益があ…

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