インターネット歯学ロゴ
ログイン

根の治療における消毒剤

著者:Dahlén Gunnar/Professor/Avd för Oral Mikrobiologi och Immunologi/Göteborg
公開日: 20110428
更新日: 20221206

バックグラウンド

根管治療では、消毒剤の使用を必要とする 2 つの段階があります。
1 つはアクセシビリティに関連しており、根管が微生物で汚染されないように消毒作業を行う必要があります。これらの微生物は、歯、口腔、または環境から発生する可能性があります。
2番目の部分は、化学機械的消毒に基づく根管治療そのものです。これは、根管を洗浄するときに使用される消毒剤が、訪問間の挿入物として使用されることを意味します。

消毒剤(または患者に使用する場合は防腐剤)は、抗生物質とは異なり、より一般的に作用します.消毒剤は、細胞機能、膜、細胞壁を破壊することにより、殺菌(微生物を殺す)効果があります。これは同時に、宿主生物の細胞にも同様の効果があることを意味します。病原体の種類、濃度、曝露時間に関して、宿主の細胞に対する毒性効果と微生物に対する殺傷効果との間のバランスが常に必要です。
細菌 (特に、連鎖球菌、腸球菌、ブドウ球菌、乳酸桿菌、プロピオニバクテリア、放線菌などのグラム陽性菌) は、一般に、宿主細胞や組織よりも防腐剤の影響に対する感受性が低くなります。これは、生体組織への直接的な影響での使用を制限する必要があることを意味しますが、クリーニング中に歯の表面や壊死した根管に有利に使用できます。
消毒剤の効果に対するもう 1 つの制限は、有機物に結合する傾向です。これにより、壊死組織や生体組織の浸透、および根管の壁などに形成されるバイオフィルム (いわゆるスミア層) が減少し、すべての消毒剤に対して阻害効果があります。
壊死物質、バイオフィルム、および微生物を効果的に機械的に除去することは、消毒剤が最適な効果を発揮するための前提条件です。

作業場の消毒と根管の両方で消毒剤を使用する目的は、微生物を殺すことです。

各種消毒剤

過酸化水素 30%

過酸化物は、とりわけ、組織細胞や血液に含まれるカタラーゼによっ…

すべての内容をご覧になるためには、会員登録が必要です。
日本スウェーデン歯科学会の入会については(こちら→)をご覧ください。
また、このサイトの使い方はこちらをご覧ください。