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プロバイオティクスと虫歯

著者:Twetman Svante/Professor emeritus/Odontologisk Institut/København
公開日: 20170912
更新日: 20200411

前書き

齲蝕は世界で最も一般的な病気の1つであり、地球上で約35億人が未治療の齲蝕を患っていると推定されています。齲蝕は細菌によって引き起こされますが、それは古典的な感染症ではありませんが、非伝染性疾患(eng:非伝染性疾患)として説明されています。

口腔バイオフィルム(プラーク)は通常、保護効果のある機能的バランス(共生)で多くの異なる種類の細菌を含んでいます。フィルムが砂糖の過剰消費によってストレスを受けると、植物はより酸に敏感な菌株を犠牲にして酸耐性菌の恩恵を受けます。このようにして、多様性が減少し、齲蝕につながる可能性のある組成の不均衡(腸内毒素症)を伴う口腔バイオフィルムの変化が得られます。フッ化物が口の中のバイオフィルムに存在する場合、このシフトは遅くなり、虫歯のプロセスは打ち消されるか、遅くなります。

口腔環境のバランスに影響を与え、多様性を維持する別の方法は、「良い」バクテリアやプロバイオティクスを定期的に摂取することです。この言葉はギリシャ語に由来し、「生涯」を意味します。満たす必要のある3つの重要な要件があります。

1)細菌は医学的観点から生きていて安全でなければなりません
2)彼らは酸性環境で生き残ることができなければなりません
3)それらは人にとって「有用」でなければなりません。

最も一般的なプロバイオティクス細菌は、通常のヒトフローラの一部を形成するラクトバチルス属とビフィズス菌属に属しています(表1)
一部の細菌株は他の菌株よりも研究が進んでおり、あるプロバイオティクス菌株の影響を常に別の菌株に一般化できるとは限りません。

プロバイオティクスは薬物とは見なされませんが、栄養補助食品として分類されます。これは、生産者が消費者に直接向けられた広告または他のコミュニケーションにおいてプロバイオティクス細菌の特定の健康への影響を主張または述べてはならないことを意味し…

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